マイナススタッフに組織が負ける日

マイナススタッフ対策

「うちのチーム、なんか最近どんよりしてるんだよな…」そう感じている若手経営者のあなた。 もしかしたら、チーム内に「マイナススタッフ」という名のウイルスが蔓延しているのかもしれません。


このウイルス、本当に厄介なんです。感染力が強く、あっという間にチーム全体に広がってしまいます。 そして、放置しておくと、チーム崩壊という最悪の事態を引き起こしかねません。


チームのイメージ


マイナススタッフの脅威

新しいことに挑戦しようとすると、必ず何かに言い訳をして、絶対に挑戦しようとしません。 挑戦しないから成長もない。 成長しないので、いつまで経っても同じレベルのまま、むしろ衰退していきます。


バックルームでは不平・不満・グチ・文句・陰口・悪口などのマイナス発言を連発します。 まるで、毒ガスを撒き散らしているかのようです。 そして、その毒ガスはチーム全体の空気を汚染し、どんよりとした雰囲気で覆い尽くしてしまうのです。



マイナススタッフのダークサイドパワー

マイナススタッフの持つダークサイドパワーは本当に危険です。 そのまま放置しておくと、間違いなく組織がマイナススタッフに負けていくでしょう。 なぜなら、良い人財から嫌気がさして辞めてしまうからです。 まるで、アリ地獄のように、プラスの存在を吸い込んでしまうのです。


スタッフ数が減ってしまうだけでなく、経営者の理念やビジョンに共感して頑張ってくれるプラスの存在がいなくなってしまう。 これは、経営者にとって大きな痛手です。



負の連鎖

マイナスが増大している一方、プラスの存在がいなくなってしまう悲惨な状況。 バックルームではやはり、不平・不満・グチ・文句・陰口・悪口大会が開催されており、 ミーティングしてもお葬式状態になっていきます。 


しかしマイナススタッフは自分のことではないと我が物顔でマイナス発言を連発するのです…。 そして、徐々に組織が腐り始め、最終的にはマイナスに侵されてサロンが潰れてしまいます。 考えただけでも恐ろしいですね…。



マイナススタッフ対策の第一歩

そうならないようにするためにはどのようにすれば良いのでしょうか。 様々な対処法がありますが、まず最初に大事なのは、基準を作るということです。 その基準とは、理想のスタッフ像です。 つまりマイナススタッフの逆、ダイヤモンドのように輝くダイヤモンドスタッフを明確にするのです。 そしてその理想のスタッフ像が活躍できるサロンを作るために必要な基準を作るのです。


理想のスタッフ像


理想という盾

理想のスタッフ像が明確にならないと、それに合わせた基準作りもできません。 その結果、いつまで経ってもマイナススタッフのダークサイドパワーに負けてしまいます。 


しかし、理想のスタッフ像と組織の基準ができれば、マイナススタッフに対しての盾になるのです。 だからこそ、理想のスタッフ像をイメージし、明確に基準化しておくことが大切です。



人事評価制度にも役立つ理想のスタッフ像

この理想のダイヤモンドスタッフをイメージしておくことは、人事評価制度を構築していくときにも役立ちます。 ダイヤモンドリーダーズアカデミーでは人事評価制度セミナーも行っております。 その中で理想のスタッフイメージを明確にするワークもあります。


この理想のスタッフ像が無くては人事評価は完成しないのです。 経営をより良くしていくためにも、まずはダイヤモンドスタッフをイメージして紙に書き出していただくことが第一歩です。 ぜひ実践してみてくださいね。



マイナススタッフへの具体的な対応策

さて、理想のスタッフ像を明確にした上で、実際にマイナススタッフに対してどのように対応していくべきでしょうか。 いくつかの具体的な対応策をご紹介します。


1. 徹底的な観察と記録

まずは、マイナススタッフの行動や発言を徹底的に観察し、記録しましょう。 どのような場面でマイナス発言が多いのか、誰に対して不満を抱いているのか、具体的な行動パターンなどを把握することで、 対策を立てやすくなります。


2. 個別面談の実施

マイナススタッフと個別面談を行いましょう。 ただし、頭ごなしに否定するのではなく、相手の言い分を丁寧に聞き、共感する姿勢を見せることが大切です。 その上で、改善点を具体的に伝え、一緒に目標を設定しましょう。


3. ポジティブなフィードバック

マイナススタッフの良い点や改善点を見つけたら、積極的に褒めましょう。 小さなことでも良いので、具体的な行動を褒めることで、相手のモチベーションを高めることができます。


4. チーム全体での意識改革

マイナススタッフだけでなく、チーム全体での意識改革も重要です。 チーム全体でポジティブな目標を共有し、互いに協力し、支え合う環境を作ることで、 マイナススタッフの発言力を弱めることができます。



5.必要であれば、目的地が異なっていることをはっきりと伝える

上記のような対策を講じても、改善が見られない場合は、退職してもらうことも視野に入れる必要があります。 マイナススタッフの存在は、チーム全体の士気を下げ、パフォーマンスを低下させるだけでなく、 他のスタッフの離職にもつながりかねません。


経営者として、チーム全体のことを考え、時には未来を守るための決断も必要です。 ただし、退職勧奨を間違った対応で行うと労務トラブルに発展してしまいます。 社労士など専門家の意見を踏まえつつ、慎重に対応していきましょう。


対応策イメージ

マイナススタッフ対策は経営者の重要な責務

マイナススタッフ対策は、経営者の重要な責務です。 放置すれば、チームは崩壊し、サロンの未来は閉ざされてしまいます。 勇気を持って、マイナススタッフと向き合い、チームを立て直すために、できる限りのことを行いましょう。 そして、二度とマイナススタッフに悩まされないよう、理想のスタッフ像を明確にし、採用段階から徹底した選考を行いましょう。



最後に

この記事が、あなたのチームのマイナススタッフ対策の一助となれば幸いです。 そして、あなたのサロンが、プラスのエネルギーで満たされた、最高のチームとなることを心から願っています。


ダイヤモンドリーダーズアカデミーではスタッフマネジメント、人事評価構築などのセミナーを実施しています。 またスタッフのマネジメントなどでお悩みがある経営者の方には、無料経営相談も行っております。 無料経営相談が気になる方は、お気軽にお問い合わせフォームからお問い合わせください。


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